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竹林の歴史


荒れた竹林 裏山(竹林)整備計画

竹林の歴史はそんなに古くない!

私が生まれる前の話ですが(昭和初期)…我が家の裏山は、茶畑や雑木林があり、炭焼きが行われていました。

しかし炭の需要が減ってきた昭和の中頃に、タケノコ栽培が開始されました。わざわざ京都から竹を買い付け殖植し、竹林に作り変えたとのだと祖父が言ってました。タケノコは自然に自生している山菜と勘違いしている人も多ですが、実は管理・栽培されている農産物なのです!

一時期は調子の良かったタケノコ栽培も、中国産の安いタケノコが輸入されるようになると、価格は下落し、重労働の対価としては割が合わず、市場へ出荷されることはなくなりました。家族で食べるため少量が収穫されるくらいで、残りの多くが立派な竹へと成長していきました。

また竹製の生活用品が沢山使われていた時代は、竹細工の職人さんが、竹を切り出して行ってくれたのですが、同じころに石油製品が多く出回り、竹を切り出してくれる人も居なくなりました。

明るく風通しの良かった竹林も(☝画像)次第に荒れていき

薄暗く、枯れ竹が邪魔で歩くのは困難な状況に!

また、足場が悪くタケノコを掘るのも困難で、竹林に入ることが段々減っていきました。

荒れた竹林

その状態が30年ほど続くと、もう一人ではどうしようも出来ない、ひどい放置竹林になってしまったのです。

もちろん我が家だけの話ではなく、全国でも放置竹林が増え、がけ崩れの原因や、イノシシが住み着き近隣農作物を荒らすなど、大きな問題へとなっていきました。

 

このまま放置するしかないのかと、諦めていたところ、竹林整備に補助金(森林・山村多面的機能発揮対策交付金)が出るとの話が舞い込み、竹林整備が出来ることとなりました。

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